オットー高岡の我流天晴

フリーデザイナーオットー高岡のページ。我流もいつかあっぱれに。
わたしは誠実だろうか
そう問い続けること
希望をもって
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ほんもの
あたしは冬はきらいだ。
じっと、春が来るのを待っている
長い黙祷のような季節は
いっそ冬眠してやりすごしたいなあ

オットーです

なんだかこのごろ浮かれなくて、
なにかをじっと待っているような気分がぬけない。
ええい、これ何待ちっ!!って感じ

だめだねえ。自分から動かないと何にも動かないのは
わかってるつもりなんだけど、


先日、やっと、福ちゃんから借りていたDVDを見た。
三好十郎の「胎内」。

すんごく、面白かった。

力強い人間肯定。
ずしんと応えた。

あたしは、小劇場のお芝居はまあよく観てる方だと思う。
去年は40くらい観た。

某HIROSEなにがし氏(笑)には、ちょっと及ばないけど

でも、くじら企画が無くなったから、
骨にこたえるようなお芝居は、もう無いとおもっていた。

いや、遊劇体とかあるんだけどさ、

でも、やっぱ、大竹野がいちばん泣けたんだよね。

しかし、

あたしが演劇の何を観てきたかって、
ほんの、自分の周りの手当り次第を観て来ただけで

世の中に、どんなすごいのがあるかとか、ぜんぜんわかっていなかった。

去年、桃園会の三好十郎の「浮標(ぶい)」を観たとき、
うまく理解できないんだけど、ざわざわするようなわくわくするような
いたたまれない感覚におそわれて、とにかくすげーって思ったんだけど、

そのおかげで、三好十郎という劇作家がいたことを知り、
おかげで、「胎内」にも巡り会えた訳だ。

そのDVDは、テレビ放送をエアチェックしたものだったんだけど
調べてみると、長塚圭史という人が主演していて、おもいっきりの熱演だった。

あたしなんかより、グッと若い人なんだけど、
これからも、三好十郎とかをやっていくらしい。
今年は「浮標」をやってるとか。
いいなあ、大阪にこないかなあ。

こういうことって、すごいと思う。

いや、なにがって、「三好十郎」はもうずいぶん前の人で
「炎の人」がけっこうメジャーな作品なんだけど

現代に普通に生活してたら、まず、出会わないよね。
時間の流れの向こうに押し流されて、消えていったって
おかしくないんだけど、そうはならない。

それは、きっと本物だからだ。

たとえ、ほとんどの人が見向きもせず、関心もなく
世の中が変わってどんどん時代に合わなくなっても
本物は、必ず誰かが受け取って、伝えていくんだ。

いくら、今、この世の春のようにもてはやされていても、
50年、100年残るものが、いったいいくつあるんだろう?

答えは、50年くらいしたらわかると思う。

たぶん、もう、あたしはいないけどさ。
人間の骨に触り、その随を鷲掴むような作品は
必ず、誰かに発見されるのだ。

長塚圭史が、三好十郎をやってくれてるように。
遊劇体が、泉鏡花をやってくれてるように。

くじら企画はおわったけれど、
大竹野がくじら企画でみんなと一緒に作った作品は
誰かに、受け取ってもらえるに違いない。
大竹野、よかったね。

オットーでした。





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